海峡をつなぐ光

対馬・飛騨高山・輪島・藤枝・岡山・奈良(日本)ソウル・釜山・慶州(韓国)

作品の概要

1400年前、推古天皇が祈りを捧げた仏具 「玉虫厨子」

1500年前に造られたという新羅王朝の古墳群から出土した「玉虫馬具」

歴史には 時に思わぬ ドラマがある。海峡を挟んだ二つの国、日本と韓国。千数百年の時を越え、ほぼ同じ時期に、両国の職人が、この二つの美術品の復元作業に挑んだ。

 

(C)2011海峡をつなぐ光製作委員会
 
 

ストーリー

日本と韓国、古来より、人が、物が、文化が往来し、互いに影響を与えてきた。そして21世紀、1500年の時を経て、日韓を結ぶ新たな鍵がみつかる。今からおよそ1400年前、飛鳥時代に推古天皇が拝んでいたとされる国宝の仏具「玉虫厨子」。それよりさらに100年前に制作されたという新羅時代の王様の「玉虫馬具」が、韓国慶州 古墳皇南大塚から出土した。それは玉虫厨子と同じように玉虫の翅で装飾されていた。偶然にも、これら歴史的美術品の復元プロジェクトが日韓両国の職人によりスタートし、完成した。職人たちが挑んだ復元という名の、古代の制作者達との魂の対話。その仕事場に在日4世の入矢麻衣が、日韓の架け橋になるべく訪れる。さらには、現北朝鮮の博物館にも高句麗時代の王様が使用したとうい玉虫の枕があり、今回撮影に成功。玉虫が導く日韓文化交流史の謎。玉虫が繋ぐ日本と韓国の新たなる可能性。玉虫厨子と玉虫馬具に秘められた歴史ロマンに迫る。

地域ばなし

日本と韓国の各地でロケ撮影されました。観光庁「スクリーンツーリズム促進プロジェクト推進事業」にも選定されています。ロケ地観光のモデルを目指した作品です。

映画「玉虫厨子」を見た韓国の朴 埈永氏プロデューサーが韓国に「玉虫馬具」があることから、韓国と日本の職人の交流ドキュメンタリーを制作したいと日本の益田祐美子プロデューサーにもちかけたことがきっかけでとなって本作品は製作されました。

ロケ地

日本
高山市(飛騨高山の街並みにたたずむ)
輪島市(輪島塗り名匠・坂本茂雄氏)
藤枝市(芦澤博士が愛する玉虫)
京都市
奈良市(鹿に癒される)
対馬市(日韓交流の歴史)
壱岐(日韓ロマンに浮かぶ島)
岡山市(歴史の証明、林原美術館)

韓国
ソウル特別市(黄金の輝きに伝統をみる)
釜山広域市(新鮮で豊かな海の幸に笑み)
慶州市(懐かしい古の記憶が蘇るよう)

映画にちなんだもの

玉虫のストラップ、ネックレス、ネクタイ。

支援

協力:九州郵船株式会社、対馬バーガーKiYo、対馬市役所文化財課、国立慶州博館、 韓国国立中央博物館、 満性寺、法隆寺、岡崎市美術博物館、 炭火焼肉のびあに、茶の湯美術館、株式会社稲忠漆芸堂、林原美術館。

対馬市 、高山市、輪島市、藤枝市、岡山市、奈良県、ソウル特別市、釜山広域市、慶州市、蔚山広域市、韓国国立中央博物館、国立慶州博物館、茶の湯美術館、林原美術館、法隆寺、飛鳥寺。

協賛:支援:日本サムスン株式会社、大和ハウス工業株式会社、中部電力株式会社。

後援:駐日韓国大使館韓国文化院 社団法人企業メセナ協議会認定、株式会社日幸製作所、芙蓉後援会、東京芝ロータリー・クラブ、新潟県立歴史博物館後援会、NPO法人シーエム会、悠々会ほか。

キャスト

入矢麻衣、西岡德馬(語り)、崔 光雄、立野敏昭、植島寶照、山田耕健、李 明勲、芦澤七郎  ほか。

スタッフ

作品データ

ゆかりの地図

対馬
長崎県対馬市

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