破裂するドリアンの河の記憶

キャメロンハイランド・ジョホールバル(マレーシア)

作品概要

©Greenlight Pictures ©Indie Works

高校生の淡い恋愛物語としてスタートしながら、やがて社会や歴史への意識を縦横に織り込んでいく、深みと美しさを備えた青春映画。
複数の人物の視点がリレーのように繋がることで、いくつもの次元の物語が語られる構成が巧みであり、高校生たちの視点を借りて、観客も世の中の多面性に気付かされていく。
未来を考えるために歴史とは何かを問う姿勢が映画に広がりを与え、青春期特有の繊細な感情が奥行きをもたらす。
リアリズムとロマンチシズムの双方を備えたスケールの大きい作品。

第27回東京国際映画祭
映画祭上映

ストーリー

港町に暮らす高校生たち。勉強に熱心でないミンは美しいメイ・アンと森や海沿いを散歩してデートするが、メイ・アンはふと連絡が取れなくなってしまう。
一方、地元ではレア・アース採掘工場の建設が計画されている。
女教師のリムは、建設反対運動に参加しつつ、生徒に歴史を教えているが…。

地域ばなし・ロケ地

エドモンド・ヨウ監督は「タイトルのドリアンは外が固く中はやわらかく、マレーシアを象徴していると考えている。真のマレーシア映画をつくりたかった。」と話しています。

【ロケ地】
マレーシア
パハン州:キャメロン・ハイランド(キャメロン高原)
ジョホール州:ジョホールバル

映画にちなんだもの

イノシシ、ちょうちん、バトミントン

映級グルメ

シュウパオ(肉まん)

キャスト

チュウ・チーイン、シャーン・コー、ダフネ・ロー、ジョーイ・レオン

スタッフ

監督:エドモンド・ヨウ
脚本:エドモンド・ヨウ
プロデューサー:ミン・ジン・ウー
撮影監督:コン・パフラック
音楽:ウォアン・フーン・ウォン
エグゼクティブ・プロデューサー:エリック・ヨウ
ライン・プロデューサー:ティム・キアン・チェン
録音:ソラヨス・プラパパン
美術:エドワード・ユー・チー・ブーン
衣装:ケイ・ウォン メイク:ケイ・ウォン
撮影補佐:ヴィンス・チェオン
編集:エドモンド・ヨウ

作品データ

作品クレジット:©Greenlight Pictures ©Indie Works
上映時間:128分
製作年:2014年
製作国:マレーシア
英語タイトル:River of Exploding Durians
原題:榴莲忘返
facebookサイト:www.facebook.com/riverofexplodingdurians

ゆかりの地図

ジョホールバル
1.491912,103.741837

戻る
作品検索 タイトル・人・etc.
作品
映画のなかの
建築
インタビュー
予告編
このエントリーをはてなブックマークに追加
地図で探す