第24回東京国際映画祭クロージングセレモニー:各賞受賞作品・受賞者、動員数発表。(東京・六本木)

(c)2011 TIFF

第24回東京国際映画祭クロージングセレモニーが行なわれ、同映画祭は成功裏に幕を閉じた。
クロージングセレモニーでは、各賞受賞作品・受賞者発表された。

■日時:2011年10月30日(日) 14:00~
■会場:TOHOシネマズ六本木ヒルズ スクリーン7

■受賞作品・受賞者 (The 24th Tokyo International Film Festival Award Winners)

・東京 サクラ グランプリ:『最強のふたり』
・審査員特別賞:『キツツキと雨』
・最優秀監督賞:リューベン・オストルンド 『プレイ』
・最優秀女優賞:グレン・クローズ 『アルバート・ノッブス』
・最優秀男優賞:フランソワ・クリュゼ / オマール・シー 『最強のふたり』
・最優秀芸術貢献賞:『転山』 、『デタッチメント』
・観客賞:『ガザを飛ぶブタ』
・TOYOTA Earth Grand Prix:『鏡は嘘をつかない』
・TOYOTA Earth Grand Prix 審査員特別賞:『ハッピー・ピープル タイガで暮らす一年』
・最優秀アジア映画賞:『クリスマス・イブ』
・アジア映画賞 スペシャル・メンション:『鏡は嘘をつかない』、『TATSUMI』、『ラジニカーントのロボット(仮)』
・日本映画・ある視点 作品賞:『ももいろそらを』

以上

(c)2011 TIFF

壇上で、コンペティション審査委員長のエドワード・R・プレスマンさんは、
「今年は、選考委員会が良い仕事をして素晴らしい作品ばかりで、審査委員の仕事は大変難しいものとなりました。審査委員のメンバーとはかなり議論を重ねてきましたが、友情も築けたと思います。映画は、その時代を象徴する聖堂です。たくさん集まった良い作品の中で、その傾向として、移民問題をテーマとして扱っているものが目立ちました。異なる文化や階級のぶつかり合い、そういった混沌とした世界を表現している作品が多くありました。東京さくらグランプリの『最強の二人』は、性格の異なる二人がぶつかり合い、友情を深めて行くという物語です。技術と芸術性に長けた作品です」。

また、審査委員キース・カサンダーさんは、特に審査員特別賞と東京サクラグランプリの受賞作品について、
「候補にあがった2作品は甲乙つけがたく、悩みに悩んで決定しました」とコメント。

そして、東京さくらグランプリに輝いた『最強のふたり』のエリック・トレダノ/オリヴィエ・ナカシュからのヴォイスメッセージが紹介された。

エリック・トレダノ/オリヴィエ・ナカシュ監督:
「東京の友人の皆さん、素晴らしいニュースが届きました。私たちの映画にグランプリが与えられると!映画が、感情やユーモアなど、世界共通の価値観を伝達してくれるものであることを改めて実感しています。この信じられないような本当の物語を選んでくださってありがとうございます。二日後にフランスで公開になります。そして近日の日本公開にあわせて日本を訪れることを約束します!すごくハッピーです。Thank you, thank you, thank you, Tokyo!」

なお、第24回東京国際映画祭の動員数は下記の通りであった。

劇場動員数: 41,648人  (上映作品数128本、総上映回数 315 回; 第23回は約275回)
Total number of audience: 41,648 persons (number of films screened: 128/ number of screenings: 315; last year approx. 275)

TIFFCOM、共催/提携企画動員数: 172,231人
Total number of visitors to TIFFCOM, and other allied events : 172,231 persons

グリーンカーペット・アリーナ等イベント: 約20,000人
Green Carpet, Arena and other offiicial events : approx. 20,000 persons

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