「映画にしくまれたカミの見えざる手 ニッポンの未来ぢから」 ISBN-10: 4062725819 |
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〔概要〕
映画にまつわる身近な疑問をひもときながら、誰にでもわかりやすく「映画ビジネスのしくみ」を紹介し、「映画・アニメで日本の経済・暮らしを地域から元気にする方法」をまとめた新書です。 例えば、「ロケで儲けるお店の仕組み」、「映画産業が地域に及ぼす生産波及効果」、「ロケ地観光・アニメ聖地巡礼の事例」、「海外のロケ誘致戦略」、「地域にこだわった映画製作」など、多岐にわたって簡潔に紹介しています。 本書の特徴は、映画業界の内側からの目線だけにとどまらず、むしろ他業界からの視点にたって、地域発のソフトパワーの可能性を、多面的かつ多角的に分析して明らかにしたことにあります。 映画論の本だと思われがちですが、読み進めば、「自立にむけた地域経済論(地域発の仕事おこし)」、「世界と日本の文化論(日本のソフトパワー)」、さらには、「日本のこれからの産業戦略論(新しい公共投資のかたち)」でもあり、主題はむしろサブタイトルの「ニッポンの未来ぢから」にあるといっていいでしょう。 高齢化・少子化に伴う人口減少社会の到来、高度情報通信社会の進展、環境問題への対応の必要性などにより、生活スタイルや人々の価値観が大きく変化しつつあるなか、これからの日本各地における真に豊かな暮らしとは何かを考え、「こころとお金と時間」の関係を見据えつつ、新しい価値観に基づいた「未来を描く力」、いわば「地域発、日本の未来力」を提示しています。
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第1章 映画の身近な疑問から業界が見えてくる 第2章 プロっぽい視点で映画を見てこそわかること第3章 なぜあの町この店でよくロケしているのか?第4章 世界大恐慌をきっかけに飛躍した映画産業 第5章 映画でいろどる花綵列島、日本が各地で元気になる |
著者:谷國 大輔(たにくに だいすけ)
1963年、東京都に生まれる。早稲田大学理工学部卒業、同大学院修了。一級建築士。ゼネコン、大手広告代理店、政府系シンクタンクを経て、独立。それまでの経歴を活かし、国交省地域振興アドバイザーや、映画などによる観光、イベント、まちづくりに関わる各種委員、プロデューサーを歴任するかたわら、映画の企画・制作も精力的に行っている。 |
書評・レビュー
○日経ビジネス 余暇を過ごすならこの一冊○日経MJ 身につく読書 ○日経グローカル ○文化通信 ○月刊シナリオ ○月刊 観光とまちづくり ○地域開発 ○月刊レジャー産業 ○産業立地 ○都市計画 ○NIKKEINETブラピがあの携帯CMに出た理由 ○シネマいしん ○三省堂店員が特に選んだオススメの書籍情報 ○日本商工会議所ニュース ○ロケーションジャパン編集部 LJ読者にオススメの1冊 ○NHKラジオあさいちばん カルチャー&サイエンス 「映画で地域を元気にする方法」NHKホームページでストリーミング(終了) その他。 |