サリナス・メンドシノ・バーバンク・フンボルト郡・モントレー郡(アメリカ)
作品の概要
父は兄ばかり可愛がる。 旧約聖書の「カインとアベル」を下敷きにしたジョン・スタインベックの原作を、名匠エリア・カザンが監督したジェームズ・ディーンの本格デビュー作。 『エデンの東』 |
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ストーリー
第一次世界大戦下のカリフォルニア州サリナス。
24歳のキャル(ジェームズ・ディーン)は欲求不満な日々を過ごしていた。
農場を経営する父アダム(レイモンド・マッセイ)が、兄のアーロン(リチャード・ダヴァロス)ばかりを可愛がっていると感じていたのだ。
その反面キャルは反抗的な問題児扱いされ、落ちこぼれていた。
キャルの恋人アブラ(ジュリー・ハリス )は、そんなキャルを何かと気にかけていた。
ある日、キャルは死んだと聞かされていた母ケート(ジョー・ヴァン・フリート)が実は生きていることを知る。
ケートはモントレーで酒場を経営しているという。
一方、アダムが野菜の輸送中、事故に遭ってしまう。
無一文になった父親を助けようと、キャルはケートに資金を借りに行くが・・・。
地域ばなし
カリフォルニア州北部が映画の舞台であり、またロケ地でもあります。
スタジオはカリフォルニア州バーバンク(Burbank)のワーナーブラザーズ・バーバンクスタジオ(Warner Brothers Burbank Studios)が使われました。
映画のなかの移動遊園地はこのスタジオの屋外セットです。
地域でおこったエピソード:
ロケが行われたデンスロー・モーガン・プレストマンションは撮影の翌年に焼失してしまいました。現在はその場所にメンドシノアートセンター&ギャラリーがあります。 映画のストーリー上の舞台:小説の舞台と同じカリフォルニア州の北部です。
主として、カリフォルニア州サリナス周辺と海沿いの町メンドシノでロケされました。
原作ではモンテレーでしたが面影が残っていなかったために変更されています。
ロケ地
カリフォルニア州
メンドシノ(Mendocino)のメンドシノ岬(Cape Mendocino:モントレー)・リトルレイク通り(Little Lake Street)のデンスロー・モーガン・プレストンマンション(Denslow-Morgan-Preston Mantion:マンション(焼失)、現在はメンドシノ・アートセンター&ギャラリー(Mendocino Art Centre & Gallery))
フンボルト群(Humboldt Country:モントレー)
モントレー郡(Monterey Country)
サリナスのサリナスバレー(Salinas Valley:風景、農場、家、多くのシーンを撮影)・スプレックレス砂糖工場(Spreckles Sugar Factory)
キャスト
ジェームズ・ディーン、ジュリー・ハリス、レイモンド・マッセイ、ジョー・ヴァン・フリート、リチャード・ダヴァロスほか。
スタッフ
- 監督:エリア・カザン
- 脚本:ポール・オズボーン
- プロデューサー:エリア・カザン
- 原作:ジョン・スタインベック
- 音楽:レナード・ローゼンマン
- 撮影:テッド・マッコード
- 美術:ジェームズ・バセヴィ、マルコム・バート
- 編集:オーウェン・マークス
作品データ
- クレジット:(c)1955 Warner Bros.Entertainment Inc.
- 製作年:1954年
- 公開日:1954年10月4日(日本)
- 製作国:アメリカ合衆国
- 配給:ワーナーブラザーズ映画
- 上映時間:118分
- 映倫区分:
- 受賞歴等:アカデミー賞助演女優賞ほか。
- 製作委員会:
- オフィシャルサイト(リンク):
ゆかりの地図
メンドシノ・アートセンター&ギャラリー | カリフォルニア州サリナス |
Mendocino, CA |
サリナス, カリフォルニア |
メンドシノ岬 | カリフォルニア州フンボルト郡 |
Whitethorn, CA |
Eureka, CA |