三重県鳥羽市・南伊勢町、東京都中央区・千代田区・港区・品川区
作品概要
©1954 TOHO CO., LTD.
日本の特撮史上に輝く不朽の名作「ゴジラ」!
1954年に公開され、961万人の動員を記録、その後世界中を席巻した怪獣映画の金字塔が、70年の時を経て“新4K”版で甦る。戦争と核拡散への警鐘をテーマにしながら、東京を舞台に巨大生物と人類との決戦を描く娯楽大作に仕上がっている。ゴジラが世界中に与えたインパクトは大きく、日米でシリーズ作品が製作され続けている。
第37回東京国際映画祭 |
映画『ゴジラ』配信・DVD・Blu-ray |
ストーリー
日本近海で頻発する海難事故。そして嵐の夜、大戸島に巨大な生物が上陸した。島の伝説にちなんで「ゴジラ」と命名された生物は東京に上陸し、街を火の海に変える…。
プロダクションノート・地域・建築ばなし
ゴジラが初上陸しば場所は、架空の太平洋上の小島「大戸島(おおどじま)」です。
「大戸島」のシーンは、三重県鳥羽市「石鏡町(いじかちょう)」でロケーション撮影されました。大戸島の島民たちが逃げ惑うシーンは、石鏡町の地元住民がエキストラとして出演しています。また、石鏡町のゴジラがロケ撮影された急な坂は「ゴジラ坂」と言われています。
「大戸島」の神楽シーンは鳥羽市「賀多神社」でロケーション撮影されました。
なお、破壊された「大戸島」シーンは、東宝砧スタジオの「農場オープン」にオープンセットを建て込んで撮影されています。
海中シーンは三重県南伊勢町「五ヶ所湾」でロケーション撮影されました。
東京都品川区北品川「八ツ山橋」でゴジラが東京に上陸し、住民が逃げ惑うシーンがロケーション撮影されました。
銀座のミニチュアは、立地するビルから図面の提供を受けられなかったため、美術スタッフはロケハンを行い、実測して寸法を割り出し図面を作成し、また写真と見比べながら制作されています
劇中には「銀座和光ビル」時計塔をゴジラが壊すシーンや「銀座松坂屋」がゴジラに燃やすシーンがあります。「和光」や「松坂屋」サイドは寝耳に水で、これに激怒したと言われています。また、劇場公開の後「銀座和光ビル」が壊されてないか実際に見に来る人がいたと言われています。
『ゴジラ(第1作)』の舞台は、大戸島(架空の島)、東京湾、品川埠頭、品川、芝浦、 銀座(銀座4丁目交差点・銀座寄屋橋)、国会議事堂、日本劇場(日劇)、平河町 、勝鬨橋などです。
『ゴジラ(第1作)』のゴジラの身長は50メートルです。東京駅前「丸ビル」と同じくらいの高さで「銀座和光ビル」の「時計台」を上から覗くぐらいの高さです。
ロケ地:都市・地域・施設(建築物・土木構造物)
三重県
鳥羽市:石鏡町(いじか ちょう)、賀多神社(かたじんじゃ)
南伊勢町:五ヶ所湾
東京都
品川区:北品川「八ツ山橋」
映画にちなんだもの
大戸島、言い伝え、ゴジラ、原子物理学、ジュラ紀、海棲爬虫類、水爆実験、放射能、潜水服、神楽、トリロバイト(三葉虫)、ストロンチウム90
キャスト
宝田明、河内桃子、志村喬、平田昭彦、堺佐千夫、村上冬樹、中島春雄(ゴジラ:スーツアクター)
スタッフ
- 監督:本多猪四郎
- 脚本:村田武雄、本多猪四郎
- 製作:田中友幸
- 原作:香山滋
- 音楽:伊福部昭
- 撮影:玉井正夫
- 照明:石井長四郎
- 美術:中古智
- 美術監督:北猛夫
- 録音:下永尚
- 特殊技術:円谷英二
- 合成:向山宏
- 特技美術:渡辺明
- 特技照明:岸田九一郎
- チーフ助監督:梶田興治
- 編集:平泰陳
作品データ
- クレジット:©1954 TOHO CO., LTD.
- 製作年:1954年
- 公開日:1954年11月3日(日本初公開)2014年6月7日(デジタルリマスター版リバイバル公開)
- 製作国:日本
- 配給:東宝
- 上映時間:97分
- 映倫区分:G
- 映画祭上映:第37回東京国際映画祭上映作品(2024年11月3日[SUN]19:30〜)
- DVD・Blu-ray: 「ゴジラ(昭和29年度作品)<東宝Blu-ray名作セレクション>」Blu-ray発売中、3,850円(税抜価格 3,500円)、発売・販売元:東宝、2024年10月時点の情報です
ゆかりの地図
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