仁義なき戦い 広島死闘篇

広島県広島市・呉市、京都府京都市

作品概要

(C)東映

ヤクザ映画の金字塔”仁義なき戦いシリーズ”第二作。
日本の社会を震感させた日本のヤクザ組織の代理戦争でもある“広島ヤクザ戦争”の実態を、組織に利用され裏切られる男を通して描く。

ストーリー

元軍国少年・山中正治(北大路欣也)がやくざとなり、やがて追い詰められて壮絶な自死を遂げる。仁義など微塵もない組長の裏切りにより自滅してゆく様を、リアルな死闘シーンを織り込みながら描かれる。

地域・建築ばなし・プロダクションノート

本作品のストーリー上のメイン舞台は、広島県広島市と呉市です。

多くのシーンが、京都の「東映京都撮影所」で撮影されました。

本作のラストカットは「原爆ドーム」です。撮影の吉田貞次さんが深作欣二監督から「広島へ行ってラストカットを撮ってきて欲しい」と依頼され撮影したのが広島でしか撮れないカット「原爆ドーム」です。撮影の吉田貞次さんは、”暴力の帰結はこうなうんだという思いで原爆ドームを撮った”と話しています。

一方、「仁義なき戦いシリーズ」第1作のファーストカットは「原爆のキノコ雲」です。

「仁義なき戦いシリーズ」は「実録」シリーズといわれ、現実に起きた広島抗争事件が題材になっています。

「仁義なき戦いシリーズ」は単なるヤクザ映画ではなく、広島やくざの抗争劇を通じて、第二次世界大戦で敗北した日本の社会がどんな状態にあったかを描いた作品といわれています。

キネマ旬報オールタイムベスト(1999年)で「仁義なき戦いシリーズ」は8位となっています。

本作品は、2020年「デジタルで蘇る東映実録路線!~故・深作欣二監督生誕90年、日下部五朗プロデューサー追悼上映!!~」で上映されました。

ロケ地:都市・地域・施設(建築物・土木構造物)

広島県
広島市:原爆ドーム、基町(原爆スラム)
呉市:

京都府
京都市:

【スタジオ】
京都府
京都市:東映京都撮影所

映画にちなんだもの

広島ヤクザ、テキヤ、ハジキ、原爆、原爆ドーム、原爆スラム、広島競輪場、特攻隊、予科練、靖国神社、闇市

映級グルメ

映画に出てくるグルメ:鯛、タクワン、犬肉

キャスト

北大路欣也、千葉真一、梶芽衣子、菅原文太、名和広、成田三樹夫、前田吟、加藤嘉、汐路章、室田日出男、川谷拓三、小松方正、金子信雄、遠藤辰雄、小池朝雄

スタッフ

作品データ

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原爆ドーム
原爆ドーム
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