東京都杉並区東高円寺・中野区東中野・群馬県水上町
作品の概要
NHK連続テレビ小説「ウェルかめ」のヒロイン、倉科カナの初主演映画。 注目の新進気鋭・古新舜監督の作品。 ファンタジーながらもどこか現実味がある物語りで、臨場感あるファンタジー。映像が美しい。
(c) 2008 Cosmobox Co., Ltd. |
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ストーリー
洋服店に勤める里佳は、一カ月前に同棲していた文学者・良平を亡くし、失意の中にいた。そんなある日、洋服店に良平に似たマネキンが運び込まれる。・・・・・・・
里香(21)は社会人一年生。服飾の専門学校を卒業して、洋服店に勤めている。-ケ月前に同棲していた彼氏・良平(30)を亡くし、失意のままでいる。彼氏のために作っていた飯も、中途半端のまま。良平が残した万葉集の本を思い出深く感じていた。そんなある日、働いている店にマネキンが運ばれてくる。マネキンは死んだ良平にそっくりであった。その日から、里香はマネキンのことが気になりだす。思い起される彼との日々で、マネキンへの想いは深まっていく。そして、ある晩、里香はマネキンが店の外に捨てられているのを見つけてしまう。里香は、マネキンをこっそり家へと持ち帰り、そこから里香とマネキンとの生活が始まるのだった。独りぽっちの寂しさが薄らぎ、元気になり始めた里香は、作りかけだった良平の服をまた作り始める。そして、里香の誕生日、完成した服を掲げ、マネキンに呼びかける理香。が、マネキンは無言のまま。そんなとき、良平が残した万葉集の歌が、里香の心に強く響くことになるのだった。
地域ばなし
デジタルハリウッドの学生を中心に制作が成されました。杉並区和田の住民の方々のご好意や地域NPOの支援を賜りながら、ロケ地や控え室、仕出しなど現場を支える協力環境のもと、撮影が行われました。
里佳の部屋のロケ地は監督自ら住んでいる場所を使用。銀杏のある大学として、獨協大学のご好意を賜りながら、秋の季節に間に合わせることができました。
また、ラストシーンの雪山は、当日のトラブルから現場に雪がないことが発覚。スタッフの総出の動きから、お昼までに谷川岳に行き着き、壮大な雪山を撮影することができました。特に、雪山ロケは大変だったそうで、現地に着くと雪がなく、もっと山を登って撮影。結局、圧雪車を使用。そこは雪が深く、腰もすっぽりと沈むほどだったそう。その甲斐があってか、まっさらな雪が印象的。
ロケは合計5日間。(秋シーン1日、冬シーン3日、雪山シーン1日)
映画のストーリー上の舞台
美術大学、都内のスタイリッシュな洋服店、都内から4時間位の絶景の雪山
ロケ地
杉並区和田三丁目監督宅、東中野sirene mermaid、獨協大学、武蔵野美術大学、谷川岳スキー場
東京都杉並区東高円寺・・・主人公・里佳の部屋、通勤途中の道など
東京都中野区東中野・・・里佳が勤めている洋服店
埼玉県草加市・・・回想シーン大学生の里佳が洋平から万葉集を手渡される
東京都小平市武・・・回想シーン大学生の里佳が初めて良平に会う
群馬県水上町・・・ラストシーンの雪山
映画にでてくる地域の料理・地場産品
洋服店、東中野sirene mermaid
この映画を支援した企業・団体・個人
菊地三佳、小林知久(NPO法人創造エンジン)、山田ユウキ(NPO法人創造エンジン)
キャスト
倉科カナ、天野浩成、栗原瞳、たかさきゆこ、若林立夫ほか。
スタッフ
- 監督・脚本・編集・VFX:古新 舜
- プロデューサー:相見高志、下西弘二
- 撮影監督:藤田秀紀
- 照明:江川斉
- 録音:小林武史
- スタイリスト:石川英治
- 美術:竹内正憲
- メイク:西藤恭子
- テーマソング:小田あさ美「指輪」
作品データ
- クレジット:(c) 2008 Cosmobox Co., Ltd
- 製作年:2008年
- 公開日:2009年
- 製作国:日本
- 配給:コスモボックス(株)
- 上映時間:37分
- 受賞歴:JPPAアワードゴールド賞
- オフィシャルサイト(リンク):http://koganeyuki.com
ゆかりの地図
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