神奈川県大和市
作品概要
(C)踊りたい監督たちの会
神奈川県大和市のオムニバス映画。
YAMATOから生まれた5つのストーリー
豊かな自然も特徴的な街並みもない、 日本のどこにでもある街、神奈川県大和市。
当たり前の人々の当たり前の暮らしが風景につけた小さな滲みが 今、世界に向けて広がり出す。
ストーリー
Story1 『あの日、この日、その日』
監督・編集:山本英 出演:村上由規乃、山崎陽平、小川幹郎、ほか
市役所で働くユキは退職する太田さんのために職員たちのビデオレターを撮っている。ある日の休日、ユキは友人の山崎とピクニックに出かける。何でもない特別な日を見つめる物語。
Story2 『四つ目の眼』
監督・脚本・編集:冨永昌敬 出演:尾本貴史、福津健創、円井わん
麻子は別居している父親にある人物を紹介するために、喫茶フロリダへ誘い出す。そこではその3人と彼らを取り巻く人々の過去や想いが錯綜し……。名物喫茶店を舞台に繰り広げられる奇妙な対話劇。
Story3 『まき絵の冒険』
監督・脚本・編集:竹内里紗 出演:兵藤公美、堀夏子、加賀田玲、石山優太、ほか
清掃員のまき絵は街中に貼られている同じステッカーに気付き、写真で収集を始める。一体それは何を意味しているのか。ある夜、中学の同級生に再会し、彼女の連絡先を書いた紙を渡される。まき絵の冒険が始まる。
Story4 『エリちゃんとクミちゃんの長く平凡な一日』
監督・脚本・編集:宮崎大祐 出演:柳英里紗、空美、本庄司、小川あん
バンド仲間のエリとクミはある日、タイムカプセルに入れるため、大和での生活の動画を撮り始める。その後訪れた恐竜レストランで、右目で見た世界と左目で見た世界の違いを語りはじめるエリ。二人は次第に両目の間の世界へと迷い込んでいく。
Story5 『三月の光』
監督・構成・編集:清原惟 出演:小山薫子、石倉来輝、田中真琴、南辻史人、ほか
高校を卒業したばかりの莉奈は川辺に佇む。同級生の男がやってきて莉奈にしつこく付き纏うのだが、莉奈は相手にする気もない。「海に行きたい」と莉奈は言う。やってきたバイクに乗せてもらった莉奈は海に行けるのだろうか。
予告編
予告編配信の使用許諾権:地ムービー
地域・建築ばなし・プロダクションノート
神奈川県大和市が舞台の5つのストーリーからなるオムニバス映画です。
大和市育ちの宮崎大祐監督が本作を企画しました。宮崎大祐監督は、2016年に大和市を舞台にした『大和(カリフォルニア)』を製作・監督しています。
大和市では毎年春に「YAMATO FILM FESTIVAL」、夏に「こども映画教室」を開催していていますが、コロナ禍で開催が出来ずにいました。そんな中、代わりになる映画事業はないだろうかと宮崎大祐監督が、大和市イベント観光協会の方々と話する中で出てきた企画です。
大和市イベント観光協会が製作した作品です。
Story1 『あの日、この日、その日』
今回はキャスト、スタッフ全員揃っての事前顔合わせが状況的に難しかったので個々でのやりとりを行い撮影当日にやっと「はじめまして」というようなやり方になりました。ですが、その断絶が今回の「私の知らない個々の話をしていく人たち」というテーマに繋がっているように思います。(山本英監督)
Story2 『四つ目の眼』
(舞台となった喫茶店に)はじめて足を踏み入れた瞬間、ここをお借りしたいと思いました。膨大な夜景の写真に埋め尽くされた店は悪だくみに熱心な男たちの巣にピッタリで、魔都のコピーをかき集めたかのような幻想的な内装には大いに刺激を受けました。(冨永昌敬監督)
Story3 『まき絵の冒険』
元々まき絵は図書館司書の設定でしたが、市立のスポーツセンターが面白い場所だったので、スポーツセンターの清掃員に書きかえることにしました。多くの人が運動をしにやってきては去っていく、通り過ぎていってしまう中で、まき絵だけはこの広大な空間で掃除という運動を繰り返しているという姿が浮かびました。(竹内里紗監督)
Story4 『エリちゃんとクミちゃんの長く平凡な一日』
今回は人称や時制、ジェンダーを解体する狙いがありました。その結果、未来に向けているのか過去に向けているのか現在に向けているのかわからない無時間的なタイム・マシンとしてこの映画が立ち上がってきて欲しいと。(宮崎大祐監督)
Story5 『三月の光』
今回、脚本を事前につくらず撮影を行いました。俳優のふたりと話したり、大和を散歩しているなかで積み重ねた時間やアイディアを元に、現場にはいってから実際の環境に反応しつつ、即興的につくっていくという試みをしてみたかったからです。(清原惟監督)
ロケ地:都市・地域・施設(建築物・土木構造物)
神奈川県
大和市:大和市役所、泉の森、喫茶フロリダ、大和スポーツセンター、クリエイト 大和下和田店、セブンイレブン 大和いちょう団地店、太古レストラン酒場 DINOSAUR(ダイナソー)、南林間自治会連合会会館
映画にちなんだもの
東名高速道路、東海道新幹線、厚木基地、ウクレレ、フリスピー、石投げ遊び、ステッカー、掃除、落書き、カモ、鯉、鳩、動画、デニーズ、モスバーガー、ウーバーイーツ、五十円玉、ドンキホーテ、猫(エネコ)、スーパー銭湯、発泡スチロール、タイムカプセル、オートバイ、空き地、新幹線、自転車、タバコ、ヘルメット
映級グルメ
映画に出てくるグルメ:サンドイッチ、瓶ビール、アイスコーヒー、缶ビール(一番搾り)、おにぎり、コカコーラ(缶コーラ)、コカコーラ
肉の太田屋のメンチカツ
支援
企画:DEEP END PICTURES
製作:大和市イベント観光協会
ロケ地協力:
大和市役所、泉の森、喫茶フロリダ、大和スポーツセンター、クリエイト 大和下和田店、セブンイレブン 大和いちょう団地店、太古レストラン酒場 DINOSAUR(ダイナソー)、南林間自治会連合会会館、他。
キャスト
村上由規乃、山崎陽平、小川幹郎、尾本貴史、福津健創、円井わん、兵藤公美、堀夏子、加賀田玲、石山優太、柳英里紗、空美、本庄司、小川あん、小山薫子、石倉来輝、田中真琴、南辻史人、大和市職員、大和市イベント観光協会職員の皆さん、他。
スタッフ
監督:山本英、冨永昌敬、竹内里紗、宮崎大祐、清原惟
脚本:冨永昌敬、竹内里紗、宮崎大祐
構成:清原惟
撮影:中谷駿吾、市来聖史、松島翔平、木津俊彦、深谷祐次
照明:高井大樹、大和久健
録音:織笠想真、山本タカアキ、三村一馬、矢野弘道、坂元就
編集:山本英。竹内里紗、宮崎大祐、清原惟
音楽:of Tropique、小林樹、矢野弘道、mado & supertotes
エンディング曲:Mu-Plaza
助監督:岩崎敢志。田中羊一。竹林宏之
デザイン:秋山直人
作品データ
- クレジット:(C)踊りたい監督たちの会
- 製作年:2021年
- 公開日:2022年5月28日(土)より新宿K’s Cinema、横浜シネマリンほか全国順次公開
- 製作国:日本
- 配給:boid、Voice Of Ghost
- 上映時間:120分
- オフィシャルサイト: https://voiceofghost.com/archives/category/made-in-yamato
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