幸福の黄色いハンカチ

北海道夕張市・札幌市・釧路市・網走市・小清水町・美幌町・弟子屈町・陸別町・帯広市・清水町・南富良野町・新得町・砂川市・富良野市

作品の概要


©1977・2010 松竹株式会社

「もし、俺を待っていてくれるなら、庭の竿の先に黄色いハンカチを結んでくれ・・・」
偶然出会った、若い男女。彼らが偶然出会った、刑務所帰りの中年の男。それぞれ心に傷を抱えた3人が共に過ごし、それぞれの愛を見つけていく・・・。

スクリーンいっぱいに黄色いハンカチが広がるシーン。日本中が涙した、日本映画史に残る不朽の名作!あらゆる世代から支持され大ヒットを記録。

1977年度の映画賞を独占した、巨匠・山田洋次監督の代表作。北海道の四季折々の風景が美しい。

ストーリー

失恋して自棄になっていた会社員、鉄也(武田鉄矢)。彼は会社を辞め、退職金で新車を購入する。そして、北海道へ旅に出る。網走に着いた鉄也は、手当たり次第にナンパをする。すると、同じく失恋で傷心の身だった朱美(桃井かおり)に出会う。 2人でドライブをしていると、海岸で炭鉱夫を名乗る中年の男、勇作(高倉健)と出会い、彼らは3人で行動をともにすることになる。ところが勇作は、ある秘密を抱えていた。彼は、6年3ヶ月の刑期を終え出所したばかりなのだった。そして、出所直後に愛する妻、光枝(倍賞千恵子)に一通の葉書を出していたのだった・・・。

プロダクションノート・地域・建築ばなし

1990年に夕張市により「幸福の黄色いハンカチ」のラストシーン撮影に使用された建物の保存と観光振興を目的に「幸福の黄色いハンカチ 思い出ひろば」が開設されました。

炭鉱住宅街の雰囲気が残されており、屋内には映画ロケで使用された車やジオラマが設置されています。
また、黄色いメッセージカードが一面に貼られています。

ここは年間5~6万人が訪れる、夕張を代表する観光拠点となっています。

地域でおこったエピソード:
「幸福の黄色いハンカチ想い出ひろば」が開設された1990年に「ゆうばり国際冒険・ファンタスティック映画祭」(現ゆうばり国際ファンタスティック映画祭)がスタートしています。
第20回目となった「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2010」では、映画祭の原点に戻ろうと、本作の台詞からとった「行こうや、夕張」がテーマに選ばれました。
本作も上映され、映画祭から招待を受けた山田洋次監督がさまざまな関連イベントに参加しました。

ロケ地:都市・地域・施設(建築物・土木構造物)

北海道
夕張市
札幌市
釧路市:釧路港・阿寒湖
網走市:網走刑務所・網走駅(欽也が朱美を誘う)・モヨロ海岸(3人が出会う)
小清水町:小清水原生花園(欽也と朱美が向かう)
美幌町と弟子屈町の境の美幌峠
陸別町:陸別駅(現在は廃駅)
帯広市:帯広駅
清水町
南富良野町と新得町の境の狩勝峠
新得町:新得警察署(勇作が連行される)
砂川市
富良野市

映画にちなんだもの

炭鉱夫、スポーツカー、マツダ、ファミリア、ナウい、百姓、混浴温泉、九州男児

映級グルメ

映画に出てくるグルメ:サッポロビール、醤油ラーメン、カツ丼、カニ(蟹)、そば、コーヒー、

支援

協力:東洋工業(株)、マツダグループ

キャスト

高倉健, 倍賞千恵子, 桃井かおり, 武田鉄矢, たこ八郎、小野泰次郎、太宰久雄、岡本茉莉、笠井一彦、赤塚真人、渥美清

スタッフ

作品データ

ゆかりの地図

幸福の黄色いハンカチ想い出ひろば
幸福の黄色いハンカチ想い出ひろば
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