新潟県長岡市・小千谷市・新発田市・関川村・新潟市・南魚沼市・五泉市・魚沼市、長野県長野市、京都府京都市、山形県鶴岡市、茨城県つくばみらい市
作品概要
(C)2020「峠 最後のサムライ」製作委員会
幕末の動乱期、百年先の世界を見据えた、敵軍50,000人に、たった690人で挑んだ“最後のサムライ”
ストーリー
慶応3年(1867年)、大政奉還。260年余りに及んだ徳川幕府は終焉を迎え、諸藩は東軍と西軍に二分していく。慶応4年、鳥羽・伏見の戦いを皮切りに戊辰戦争が勃発した。越後の小藩、長岡藩の家老・河井継之助は、東軍・西軍いずれにも属さない、武装中立を目指す。戦うことが当たり前となっていた武士の時代、民の暮らしを守るために、戦争を避けようとしたのだ。だが、和平を願って臨んだ談判は決裂。継之助は徳川譜代の大名として義を貫き、西軍と砲火を交えるという決断を下す。 妻を愛し、国を想い、戦の無い世を願った継之助の、最後の戦いが始まった……。
地域・建築ばなし・プロダクションノート
2018年9月から11月にかけて、新潟県内でロケーション撮影されました。
延べ2,000名を超えるエキストラの皆さんが撮影に参加しています。
小泉監督はロケ地について「歴史の中で生きた人物の芝居がきちんとできる場所、時代の生活感などが感じられる場所、俳優が演技する上で助けになり映像的な力にもなる場所をロケ地にした。」とコメントしています。
長岡藩主・牧野忠恭(仲代達矢)に、河井継之助(役所広司)が自身の思うところを述べるシーンが「豪農の館 北方文化博物館」百畳敷きの大広間でロケ撮影されました。建物は明治時代の豪農の館ですが、江戸時代の武家屋敷の格式を踏襲しています。長岡藩主が鎮座して対面シーンにふさわしい屋敷といえます。ロケ撮影は2018年10月に荘厳な雰囲気のなか行われました。
写真:北方文化博物館 (写真提供:新潟県フィルムコミッション協議会)
新潟市「豪農の館 北方文化博物館」は越後の大地主伊藤家の旧大邸宅です。広大な8,800坪の敷地には、65の部屋を設けた1,200坪の母屋・大広間・茶室・蔵などの建物や、四季折々の姿を見せる池泉回遊式の日本庭園があります。
北越戊辰戦争の際、長岡藩の拠点となり、実際に戦があった「朝日山古戦場」でロケーション撮影されました。
信濃川、川口方面を一望出来る「オオクラ見晴台」でロケ撮影されました。劇中、慈眼寺の会談が決裂した後、戦争の火蓋が切られた榎峠として登場します。
戦が始まり慌ただしく兵が闊歩する長岡城内のシーンなどが新発田市(しばたし)「新発田城」でロケ撮影されました。「新発田城」は新潟県内で江戸時代のまま残る唯一の城郭建造物で日本100名城に選ばれています
新発田市「市島邸」でロケ撮影されました。
小千谷市「豪商の館 西脇邸」で河井継之助が妻・おすが や芸者たちと、長岡甚句を踊るのシーンがロケ撮影されました。
新潟市「佐潟水鳥・湿地センター」で、夜間に全軍600余が沼地を声をひそめて潜行した”八丁沖の戦い”と呼ばれるシーンがロケ撮影されました。八丁沖の戦いが実際にあった場所は、長岡城の北東に広がっていた広大な沼地で、現在は八丁沖古戦場パークとなっています。
長岡市「長谷川邸」で、負傷した河井継之助が運び込まれる昌福寺シーンがロケ撮影されました。
五泉市「慈光寺」で負傷した河井継之助が籠にのせられて見送られる峠道シーン、光福寺の本営シーンがロケ撮影されました。
南魚沼市「雲洞庵」で小千谷談判(慈眼寺に河井継之助が藩主の嘆願書を持参し、西軍の軍監・岩村精一郎にした講和談判)のシーンがロケ撮影されました。
関川村「豪農・豪商の館 渡邉邸」(国指定重要文化財)で河井家の邸宅シーンがロケ撮影されました。
関川村「東桂苑」で河井継之助の従者・松蔵の屋敷シーンがロケ撮影されました。
長岡藩士の鍛錬場(兵学所)のオープンセットが長岡市・与板橋下流の河川敷でつくられ、西軍が奇襲攻撃で上陸するシーンがロケ撮影されました。
長岡市には、河井継之助の生家跡に建てられた「河井継之助記念館」があります。河井継之助が西国遊歴の際に書いた旅日記「塵壺」や司馬遼太郎の小説「峠」の自筆原稿などがあります。
河井継之助終焉の地・福島県南会津郡只見町塩沢地区には「只見町河井継之助記念館」があります。河井継之助が亡くなった終焉の間(部屋)が当時の面影のまま保存されています。
ロケ地:都市・地域・施設(建築物・土木構造物)
新潟県
長岡市:長谷川邸
小千谷市:豪商の館 西脇邸、朝日山古戦場、高場山オオクラ見晴台
新発田市:市島邸、新発田城、菅谷寺
関川村:豪農・豪商の館 渡邉邸、東桂苑
新潟市:豪農の館 北方文化博物館、佐潟
南魚沼市:雲洞庵、普光寺、鳥坂神社
五泉市:慈光寺
魚沼市
長野県
長野市:松代藩文武学校
京都府
京都市:西本願寺、元離宮二条城、西山善峯寺、三鈷寺
【スタジオ】
山形県
鶴岡市:スラジオセディック庄内オープンセット
茨城県
つくばみらい市:ワープステーション江戸
映画にちなんだもの
河井継之助、長岡藩、武士、小千谷談判、大政奉還、戊辰戦争、長岡甚句、オルゴール、芸者遊び、カラスの絵、掛け軸、ガトリング砲、家老、独立自尊、会津藩、薩摩藩、長州藩、土佐藩
映級グルメ
映画に出てくるグルメ:日本酒
支援
撮影協力:
新潟県、新潟県フィルムコミッション協議会、長岡市、長岡フィルムコミッション、小千谷市、小千谷観光協会、新発田市、新発田市フィルムコミッション協議会、関川村、南魚沼市、五泉市、魚沼市地域づくり振興公社、朝日建材株式会社、中越興業、与板町開墾組合、中之島県央ラジコンクラブ、長谷川邸、豪農・豪商の館 渡邉邸、東桂苑、市島邸、新発田城、菅谷不動尊 菅谷寺、豪農の館 北方文化博物館、雲洞庵、豪商の館 西脇邸、滝谷 慈光寺、浦柄史跡保存会 朝日山古戦場、高場山オオクラ見晴台、越後浦佐毘沙門堂 普光寺、ラムサール条約登録湿地 佐潟、鳥坂神社、六日町八海山スキー場、寺泊山ノ脇センター、八方台、ドッグマリン ヨコオマリン、はないちもんめ、中越植物園、井口製材所、高橋秀信、長岡造形大学、新潟デリカ、水の公園 福島潟、井浦たたみ工業、渡部造園、丸山起設、相田工芸、丸山信雄、山崎聡、山崎永次郎、髙頭不動産、ホテルルートイン長岡インター、ホテルルートイン新潟西インター、ホテルルートイン新潟県庁南、ホテルルートイン燕三条駅前、ホテルルートイン水海道駅前、ホテルルートイン中野、ホテルリバーイン、ホテルビジネスイン長岡、長岡市河井継之助記念館、只見河井継之助記念館、八十里倶楽部、
ながのフィルムコミッション、文武学校、長野市教育委員会文化財課、信州いいやま観光局、学校法人文化学園、いいやま北竜温泉 文化北竜館、
京都市メディア支援センター、西本願寺、京都市 元離宮二条城、京都 西山善峯寺、三鈷寺、山形県、スラジオセディック庄内オープンセット、いばらきフィルムコミッション、ワープステーション江戸、GFA
エキストラ:峠エキストラ支援隊、長岡ロケなび、にいがたロケーションネットワーク、他
特別協賛:農口尚彦研究所 浅野勇次郎
協賛:
原信、長岡商工会議所、小千谷商工会議所、長岡観光コンベンション協会、河井継之助記念館友の会、外山脩造翁顕彰会、奥会津只見 継之助会、ナガオカサッシ工業、長岡花火財団、朝日酒造、岩塚製菓、梅崎投機総合研究所、オオイ、大原電業、小川コンベヤ、KUBOSEI,国際石油開発定帝石 国内 E&P 事業本部、小林石油、JPC,新日本建設、スプリックス、石油資源開発 長岡事業所、ソリマチ経営、髙頭不動産、高野不動産、玉源、中越興業、TDKラムダ長岡テクニカルセンター、東北電力、ナンバ、マコー、ヤマダインフラテクノス、山本元帥景仰会 山本五十六記念館、吉乃川、ワタナベグループ、アクサ生命保険 新潟支社、ノブサーズ、多しろ
キャスト
役所広司、松たか子、香川京子、田中泯、永山絢斗、芳根京子、坂東龍汰、榎木孝明、渡辺大、AKIRA、東出昌大、佐々木蔵之介、井川比佐志、山本學、吉岡秀隆、仲代達矢
スタッフ
- 監督:小泉堯史
- 脚本:小泉堯史
- プロデューサー:伊藤伴雄、関根真吾
- 原作:司馬遼太郎「峠」(新潮文庫刊)
- 音楽:加古隆
- 主題歌:石川さゆり「何処(いずこ)へ」
- 撮影:上田正治、北澤弘之
- 照明:山川英明
- 美術:酒井賢
- 録音:矢野正人
- 衣装デザイン:黒澤和子
- VFXスーパーバイザー:戸枝誠憲
- 編集:阿賀英登
作品データ
- クレジット:(C)2020「峠 最後のサムライ」製作委員会
- 製作年:2022年
- 公開日:2022年6月17日
- 製作国:日本
- 配給:松竹、アスミック・エース
- 上映時間:114分
- 映倫区分:G
ゆかりの地図
豪農の館 北方文化博物館 |
新潟県新潟市江南区沢海2丁目15−25 |
