今日から明日へ

北京(中国)

作品概要

北京郊外の集合住宅に住み、「蟻族」という流行語で呼ばれる若者たちの未来と恋を見つめた、ニューウェーブの予感に満ちた新世代中国の青春映画。
ヤン監督は北京電影学院卒。本作に自画像を投影したと語っている。

北京の郊外にある唐家嶺(タンジャーリン)には、大学卒の高学歴でありながら非正規雇用の身分にとどまっている若い世代が多数住みついて、社会現象となっている。
概ね「80后」(=1980年代生まれ)の彼らは、生活費を節約するために家賃の安い集合住宅に固まって入居しており、その生活形態が蟻の社会に似ていることから「蟻族」と呼ばれ、流行語となっている。
本作はそんな蟻族の若者たちに焦点を当て、彼らの夢や恋愛を描いている。
新世代ニューウェーブの予感に満ちた1本。

第26回東京国際映画祭
映画祭上映

地域ばなし・ロケ地

ヤン監督の北京での体験が元になっている作品です。
北京電影学院出身のヤン監督自身も蟻族だった時期があり、本作には自画像が投影されています。
スタッフ一同は唐家嶺に住み込んで撮影をおこないました。

映画にちなんだもの

水代、家賃、ビリヤード、ビン工場

映級グルメ

肉まん
スイカ
ビール

キャスト

タン・カイリン(唐凯林)、シュー・ヤオ(舒遥)、ワン・タオティエ(王道铁)、イン・シャンシャン(尹姗姗)

スタッフ

監督:ヤン・フイロン
脚本:リン・シーウェイ
撮影監督:スン・ティエン
プランニング・ディレクター:チョウ・イェンミン
プロデューサー:ワン・ヤーシー
録音:リウ・ヤン

作品データ

英語タイトル:Today and Tomorrow
原題:今天明天
上映時間:88分
製作年:2013年
製作国:中国
受賞歴等:第26回東京国際映画祭「アジアの未来」作品賞受賞。

第26回東京国際映画祭クロージングセレモニー

写真:(C)JIMOVIE CO.,LTD

ゆかりの地図

唐家嶺(北京)
北京市海淀区

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