俺は、君のためにこそ死ににいく

鹿児島県知覧町、滋賀県五個荘、茨城県桜川市真壁町・美浦村、フィリピン

作品概要

昭和19年秋、太平洋戦争で圧倒的劣勢を強いられていた日本軍は、戦闘機に250キロの爆弾を搭載して敵艦に体当たりをする特別攻撃隊を編成。本来なら未来を担うべき若者たちの尊い命が多数失われていった。
特攻の基地のあった鹿児島県・知覧で軍の指定食堂を切り盛りしていた鳥濱トメさんは、家族と離れて出撃を待つ若者たちに母親のように慕われた人だった。
トメさんは、大切な着物をコメや魚に換え出撃前の隊員たちに御馳走し、深夜の飲食は違反だと憲兵になぐられながらも「明日死ぬ人たちじゃないか。私はどうなってもいい」と言ってやめなかった。
そして彼女は、人に明かせぬ彼らの悩み悲しみあるいは恐れを聞き取りつづけることになったのである。

トメさん自身の口から若者たちの真の姿を聞かされた石原慎太郎氏の企画・脚本。

 

 

「俺は、君のためにこそ死ににいく」DVD、3,800円(税抜)、発売元:東映ビデオ、販売元:東映
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ストーリー

太平洋戦争末期、冨屋食堂を営む鳥濱トメ(岸 惠子)は、知覧が特攻基地となったことを知った。
トメに会いに来ては飛び立っていく特攻隊員たち。二度と帰らない彼らを引き留めることも出来ず、複雑な思いを胸に秘め、母親代わりとして慈愛の心で彼らを見守り続けていく。
悩みながらも軍人としての本分を尽くそうとする中西(徳重 聡)は遺品の郵送をトメに託し、仲間に先立たれて死を急ぐ板東(窪塚洋介)は、死んだ後に特攻に志願したことを父親に伝えて欲しいとトメに頼んだ。
飛行機の故障で基地に戻って来る田端(筒井道隆)は、トメに「日本は戦争に負ける」とつぶやいた。
やがて終戦。しかし、それで全てが終わったわけではなかった。生き残った特攻隊員は、罪の意識を抱え、生の意味を問い続ける。トメは彼らの試練をもまざまざと目の当りにすることになったのである。

地域ばなし

2006年3月27日に鹿児島県知覧町でクランク・イン。

当時の日本の空気や生活感を追い求めて、全国各地で約3ヶ月のロケされました。
(滋賀県五個荘、茨城県真壁町・美浦村、東京都、群馬県富士見村、静岡県川根町、沖縄県などでもロケ撮影されています。)

5000万円をかけ、陸軍戦闘機「隼」2機を実際の設計図を取り寄せて、実寸大に復元しています。

俳優たちは三分刈となり、茨城県土浦市の陸上自衛隊で3日間の体験入隊し、撮影所内でも厳しい訓練を積んで撮影に臨んでいます。

フィリピンでもロケされました。(フィリピンに現存する全長約100mの当時の米駆逐艦を使用して、実際に発砲するシーンを撮影。)

ロケ地

鹿児島県知覧町

滋賀県五個荘

茨城県桜川市(真壁町)・美浦村

東京都:江戸東京たてもの園、小平ふるさと村

群馬県富士見村

静岡県川根町

沖縄県

フィリピン

映画にちなんだもの

支援

協力:
鹿児島県、鹿児島県知覧町、知覧町特攻平和会館、富屋食堂ホタル館、少飛会、知覧高女なでしこ会、防衛省、陸上自衛隊、富士学校、武器学校、第302保安中隊、ほか。

撮影協力:
いばらきフィルムコミッション、沖縄フィルムオフィス、財務省関東財務局 水戸財務事務所、茨城県、桜川市、美浦市、常総市、笠間市、大子町、群馬県富士見村、国立赤城青少年交流の家、海洋博公園、小平ふるさと村、川根町の皆様、北河製品所、江戸東京たてもの園、東京ロケーションボックス、板橋区ホタル飼育施設、大井川鐵道(株)、エクセル航空、滋賀ロケーションオフィス、東近江市産業振興部商工観光課、五個荘金堂町自治会ほか。

キャスト

岸惠子、徳重聡、窪塚洋介、筒井道隆、多部未華子、前川康之、中村友也、中越典子、桜井幸子、戸田菜穂、宮崎美子、長門裕之、江守徹、石橋蓮司、寺田農、勝野洋、伊武雅刀、ほか。

スタッフ

作品データ

ゆかりの地図

知覧町特攻平和会館 富屋食堂ホタル館
鹿児島県南九州市知覧町郡17881
鹿児島県南九州市知覧町郡103−1

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