声優口演ライブinしたコメ2012

「したまちコメディ映画祭in台東」で、毎年大好評の「声優口演」。
チャップリン三昧の今年(第5回)は日本初公開の『泥棒を捕まえろ』も上映された。
日本を代表する声優陣による生アフレコに満員の会場は大いに盛り上がった。

【イベント概要】
タイトル:声優口演 ライブinしたコメ2012
開催日時:2012年9月16日(日)18:30~
場所:不忍池水上音楽堂
ゲスト:大野裕之(日本チャップリン協会会長)、羽佐間道夫、野沢雅子、若本規夫、山寺宏一、田原アルノ、駒谷昌男、今村一誌洋、冨沢竜也
生演奏:古後公隆、川嶋杏奈

【上映作品】
『シーフキャッチャー』 (8分)
生演奏:古後公隆、川嶋杏奈

『シーフキャッチャー』 (1914年/アメリカ/8分) 監督・出演:チャーリー・チャップリン、写真提供:ELEVEN ARTS JAPAN LLC

 

『チャップリンの霊泉』口演 (24分)
口演:羽佐間道夫、野沢雅子、若本規夫、田原アルノ、駒谷昌男、今村一誌洋、冨沢竜也

湯治場にやって来たチャーリー。 広場の真ん中にわき出ているのは、体に良く効く霊泉で、それを飲むとお酒とおさらばできるという。が、療養所に着いたチャーリーは真っ先に自分のカバンを開けて、ぎっしり詰まった酒瓶を確かめた。霊泉はまずくてとても飲めないのだ。 チャーリーの部屋で大量の酒瓶を見つけた支配人は、怒って全部捨ててしまうが、酒を投げ入れた先は例の霊泉だった…。

監督:チャーリー・チャップリン 出演:チャーリー・チャップリン、エドナ・パーヴァイアンス、写真提供:ELEVEN ARTS JAPAN LLC

 

『チャップリンの午前一時』口演 (26分)
口演:山寺宏一

酔っぱらって自宅に帰ってきたチャップリンが、一人で家の中でドタバタを繰り広げ、苦労の末に浴室で眠るまでを描いた、チャップリンによる独演作。

『チャップリンの午前1時』 (1916年/アメリカ/26分) 監督:チャーリー・チャップリン 出演:チャーリー・チャップリン、アルバート・オースチン、写真提供:ELEVEN ARTS JAPAN LLC

 

【トークショー】

羽佐間:
本日は日本チャップリン協会の会長である大野さんをお招きしています。チャップリン協会の会長で世界的権威っていうからどんなおっさんかと思いきや、お若い!この方なしではチャップリンのフィルムかりられないんですよ。今日は、96年を経ての公開となる『泥棒を捕まえろ』という作品を上映します。

野沢: 私、今回初めて声優口演で女役やりました(笑)いっつも男役ばっかりで!

若本:
チャップリンそんなにおもしろくないと思ってたけど、吹き替えやって見て百八十度考えが変わりました。これはおもしろ い!いろんな機会で声優口演やるので、無声映画の三代喜劇王の作品をぜひライブで見てほしい。

山寺:
今日は冷房効いてないみたいで暑いですね。(笑) ※会場は屋外 僕はチャップリン毎回やらせていただいていて、いつもは複数の人物を独りでやるんですが、今回はチャップリンのほぼワンマンショーの『チャップリンの午前一時』という作品を一人でやります。リラックスして楽しんでいただければと思います。台本見ずに見た感じでいきますね。(笑)

大野:
『泥棒を捕まえろ』は、その存在すら知られていなかったんです。それが、何でもかんでも古物市で買うとんでもなく有名なチャップリンコレクターがひとやまいくらで買ってきたフィルムを買って、見てみたらチャップリンらしい人が写っていると。 検証してみないといけないと、世界中のチャップリン研究家にDVDが送られてきまして、全員一致でチャップリンにまちがいないと断定されたんです。 駆け出しの頃のチャップリンが写っている、貴重な8分間のフィルムです。 まぁ、何回見ても誰もなにも捕まえてないんですけど。(笑)

(c)2012 「したまちコメディ映画祭in台東」実行委員会

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