愛と哀しみの果て

ナイロビ(ケニア共和国)、マラウイ湖(タンザニア)、イギリス

作品の概要

アフリカの広大なサバンナに生きた女性の、愛と冒険のトゥルー・ストーリー。
実際にアフリカ・サバンナに生きた女性作家、アイザック・ディネーセンの生涯を、シドニー・ポラック監督がメリル・ストリープとロバート・レッドフォードという二大スターの競演で映画化。

第58回アカデミー賞作品賞、監督賞ほか7部門受賞。

デンマーク女性がケニアという未知の世界で事業を起こす壮大な夢と同時に、夫と愛する男の間で揺れる女心、恋の喜びと別離の哀しみ、熱病、幾多の苦難を乗り越え歩き続ける・・・。
河が流れてやがては一つの大海に注ぐように、いくつものドラマが交錯して感動のラストになだれこんでいく。

『愛と哀しみの果て』
Blu-ray発売中¥1,886円(税抜)
発売元:NBC ユニバーサル・エンターテイメント

ストーリー

時は1913年。男も女もロマンを追い求めていた頃・・・カレン・ディーネセンは、スウェーデン貴族のブリクセン男爵と結婚。アフリカの大地に魅せられてケニアに渡ってきた。そこでコーヒー園を経営することになったカレンは限りない夢と希望に燃えていた。
だが、高地でのコーヒー栽培はなかなかうまくゆかず、そのうえ夫の気ままな乱行に悩まされた。
そんな彼女を支えてくれたのは、ハンターであり冒険家のデニス・ハットンだった。
カレンを複葉機に乗せ、空から雄大なアフリカの大地や動物たちの群れの移動を見させてくれるデニスに、夜になるとカレンは考えあたためていた物語を聞かせた。
やがてアフリカの地を去ることになったカレンは、農場の土地を雇用人のキクユ族に確保すべく奔走し、デニスの帰りをまちわびたが・・・

地域ばなし

アフリカのサバンナ(明瞭な乾季をもつ熱帯・亜熱帯地方にみられる草原)に生きた女性作家の生涯を映画化した作品です。

作品全体の70%以上は、アフリカにあるケニア共和国のナイロビで撮影されました。

主なロケ撮影場所はンゴング酪農場とランガタの2箇所です。

ンゴング酪農場には肥沃で広大な景観の丘があり、そこにカレンの家が復元されました。
また、その向かい側にはムサイガ・クラブ(カレンが結婚式を挙げた建物)が建設されています。

ランガタには1914年のナイロビ市が再現されました。
200〜300人の工事労働者、大工、ペンキ塗り、何トンもの材木、コンクリート、プラスターといった広大なプロジェクトとなりました。
また、ブドウの収穫に合わせて実際に広大な農地も造られています。
それと同時に、ユーカリの樹々の間にオスグッド・ノーフォークホテル、東アフリカ銀行、政府建築物、インディアンのバザー、医院、教会、数々の店といった建物が実物大で建設されています。

なお、イギリスのシェパートン撮影所においてセット撮影も行われています。

美術監督のコリン・グライムズは1990年代のコーヒー農園を何千ものコーヒーが植えて再現しましたが、5月の撮影時は収穫期には早すぎたため、結局コーヒー豆はリウルから取り寄せた、いうハプニングが起こりました。
また、撮影終了後、撮影クルーにはコーヒーを育てるライセンスが無いため(ケニアの法律ではコーヒーを許可無く育てることは許されない)、スタッフは植えた木を総て刈り取らねばならなりませんでした。

映画のストーリー上の舞台

アフリカのサバンナ(明瞭な乾季をもつ熱帯・亜熱帯地方にみられる草原)、ナイロ。

ロケ地

ケニア
ナイロビ:マサイマサ国立保護区、リフト峡谷、ンゴロンゴロ盆地

タンザニア
マラウイ湖

【スタジオ】
シェパートン撮影所イギリス:シェパートン撮影所 

支援

ケニア博物館(劇中の蒸気機関車)

イエンツ・ハッセル氏(複葉機)

キャスト

ロバート・レッドフォード、メリル・ストリープ、クラウス・マリア・ブランダウアー、マイケル・キッチン、マリク・ポーエンズ、マイケル・ガフ、スザンナ・ハミルトンほか。

スタッフ

作品データ

ゆかりの地図

ケニア共和国ナイロビのンゴング丘陵
ナイロビ, ケニア

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