ALWAYS 続・三丁目の夕日

東京都千代田区・国分寺市、茨城県潮来市・行方市、群馬県館林市、静岡県島田市、兵庫県西宮市・神戸市、岡山県真庭市、山口県宇部市、福岡県北九州市

作品概要

「ALWAYS 続・三丁目の夕日」通常版
Blu-ray&DVD発売中
発売元:小学館/販売元:バップ
(c)2007 「ALWAYS 続・三丁目の夕日」製作委員会

『ALWAYS 続・三丁目の夕日』配信・DVD・ブルーレイ

2005年11月に公開され、異例のロングランヒットを記録。第29回日本アカデミー賞はじめ、数多くの賞を獲得し「昭和」ブームを巻き起こすなど“映画”という枠を超え社会現象にまでなった『ALWAYS 三丁目の夕日』の続編で、観客動員370 万人を記録した作品。(前作「ALWAYS 三丁目の夕日」の観客動員は284万人)
綿密な時代考証、豪華なロケセット、VFX 技術をもとに、「昭和」の世界が創りあげられた。
日本橋、銀座、羽田空港、東京タワーなど、東京の名所が再現されて登場。

ストーリー

物語は前作のラストから4ヶ月後、昭和34年春。東京オリンピックの開催が決定し、日本が高度経済成長に足を踏み入れることになるこの年―。黙って去っていったヒロミを想い続けながら、淳之介と暮らしていた茶川のもとに、川渕が再び淳之介を連れ戻しにやって来る。人並みの暮らしをさせることを条件に淳之介を預かった茶川は、安定した生活をするため、そしてヒロミに一人前の自分を見せるために、一度はあきらめていた“芥川賞受賞”の夢に向かって再び純文学の執筆を始める。一方、鈴木オートでは、六子も一人前に仕事をこなせるようになり、順調に取引先が拡大し始めていた。そんな中、則文の親戚が事業に失敗、その為、娘の美加を鈴木家でしばらく預かることになる。さらに宅間先生や、タバコ屋のキンほか、おなじみの人々はもちろん、六子の幼なじみの中山武雄なども加わり、夕日町三丁目では、以前にも増してにぎやかで、人情味溢れるやり取りが繰り広げられているようで…。

地域・建築ばなし・プロダクションノート

東宝スタジオの第9ステージに、茶川商店(駄菓子屋)、鈴木オート、万亀堂(荒物屋)、リハツ・カワイ(理髪店)、永興食品(乾物屋)、質やぐら(質屋)、八百久商店(八百屋 )、朝日家(そば屋)などからなる夕日町のセットが建てられました。

角川大映スタジオ第4ステージに、キンさんのたばこ屋、神崎ラヂオ商会(電気店)、福廣屋(酒屋)、夕日町郵便局、讀賣新聞売店、トリスバー、ときわ堂(食堂)などからなる、商店街入口から表通りのセットが建てられました。

羽田空港の全景シーンは、当時の羽田空港の写真をコンピューターに取り込み、レイアウトを検討しています。そのレイアウトをもとに、当時の実車(ヴィンテージカー)が東京晴海埠頭の駐車場に集まってロケ撮影が行われています。そして、タービナルのミニチュアが作られ、それを撮影して、それらを合成しています。

羽田空港のデッキで茶川(吉岡秀隆)と川渕(小日向文世)が話すシーンは、スタジオ内にセットを組むには視界が広すぎるため、駐車場内に空港のデッキのセットを設営し、ブルーバックで俳優たちが芝居をして撮影し、VFXで仕上げています。

高速道路のかかっていない日本橋のシーンは、当初はロケ撮影してCGで処理する予定でしたが、高速道路が低く、光が遮られ、反響音も大きかったため、ロケ撮影が断念されました。その結果、ブルーバック、ミニチュア、CGを駆使して制作しています。

日本橋のシーンの撮影にあたり、日本橋保存会の協力のもと、現地で、リハーサルを行っています。リハーサルを行うことにより、お芝居の際の気持ちづくりや、人物と橋との位置関係の把握などをしています。

銀座の旧日劇前(現在の銀座マリオン前)のシーンは、茨城県潮来市「あやめ駐車場」ボンネットバスやヴィンテージカーを走らせブルーバックで撮影されました。背景の日劇はデジタルマット画です。CGで、看板、電柱・電線、デジタルエキストラなどを多数加えて仕上げられています。

六ちゃん(堀北真希)たちが映画をみる設定上の舞台はは、旧帝国劇場裏にあった「丸の内日活」で、旧日劇から徒歩3分の距離にあります。

銀座の映画館「丸の内日活」入口のシーン(石原裕次郎主演「嵐を呼ぶ男」を上映している映画館)は、山口県宇部市「宇部市渡辺翁記念会館」の玄関ロビーでロケーション撮影されました。「宇部市渡辺翁記念会館」の玄関ロビーを昭和30年代の銀座の映画館入口に見立て、立ち並ぶ観客のロケーション撮影が行われています。宇部市がエキストラを募集し、宇部市民や県外から約360人がエキストラとして撮影に参加しています。映画館入口には、「嵐を呼ぶ男」「日活スコープ」「冷房完備」の看板などで飾り、VFXでなく、ロケセットによる撮影となっています。

銀座の映画館で映画(石原裕次郎主演「嵐を呼ぶ男」)を見ている客席シーンは、東京都千代田区「九段会館」でロケ撮影が行われました。

東京駅の全景シーンは、現在の東京駅を撮影し、CGで当時の東京駅にして、ブルーバックで撮影したヒロミと実車を合成しています。

東京駅丸の内南口のシーンは、東宝スタジオの第1ステージに南口入口のセットをつくり、ブルーバックで撮影しています。背景はマット画とデジタルエキストラを合成しています。

浅草・ゴールデン座の外観シーンは、北九州市の前田有楽劇場でロケ撮影されました。1階廻りは、看板類で装飾されています。2階から上はCG処理され、VFXで仕上げています。

浅草・ゴールデン座の楽屋・裏口、浅草の裏路地は、東宝スタジオ第1ステージにセットが組まれ、セットで撮影されました。

東京タワーのシーンは、角川大映スタジオの第2ステージにセットを組んで撮影されました。

小学校のシーンは、岡山県真庭市「旧遷喬尋常小学校」でロケーション撮影されました。「旧遷喬尋常小学校」は、1907年(明治40年)に建てられたルネッサンス様式の木造校舎です。外観は白亜で、シンメトリー(左右対称)のデザインとなっています。

日本橋で茶川家が夕日を見るシーンは、茨城県行方市「天王崎公園」に「高速道路が架かっていない日本橋」のセットが造り撮影されました。「日本橋」の一部分を実物大で再現し、ブルーバックを使用して撮影が行われています。

茨城県潮来市「あやめ駐車場」で「羽田空港」・「東京駅」・「銀座日劇前の通り」のシーンがブルーバックを使用して撮影されています。

兵庫県神戸市「川崎重工業兵庫工場」にある「特急こだま号」を使用し、ロケセットでプラットホームを構築して撮影されています。

銭湯「松の湯」のシーンは、東京都国分寺市の「孫の湯」でロケーション撮影されました。(「孫の湯」は2018年10月閉店)「松の湯」前の黄色いベンチ、ホーロー看板、暖簾などは装飾部によるものです。

群馬県館林市の皇大神宮周辺で、宅間先生がタロを乗せたラビットを一平たちが追いかけるシーンなどがロケ撮影されました。ロケで撮影された映像を昭和の東京の町並みらしくみせるために、VFXで仕上げています。

ロケ地:都市・地域・施設(建築物・土木構造物)

東京都
千代田区:九段会館
国分寺市:孫の湯

茨城県
潮来市:あやめ駐車場(「羽田空港」「東京駅」「銀座の通り」のシーン、オープンセット撮影)
行方市:天王崎公園(「日本橋」のシーン、オープンセット撮影)

群馬県
館林市:皇大神宮周辺

静岡県
島田市:北河製作所

兵庫県
西宮市:武庫川女子大学甲子園会館
神戸市:川崎重工業兵庫工場

岡山県
真庭市:旧遷喬尋常小学校

山口県
宇部市:宇部市渡辺翁記念会館

福岡県
北九州市:有楽映画劇場

映画にちなんだもの

東京タワー、ゴジラ、オート三輪、駄菓子屋、都電、日本橋、羽田空港、銭湯、映画館、豆腐屋さん、狸(たぬき)、子犬、スバル350、特急こだま号、24色トンボ色鉛筆、石原裕次郎主演「嵐を呼ぶ男」、ハンドクリーム、万年筆、ランドセル、くすだま、サックドレス

映級グルメ

すき焼き(スキヤキ)、塩おにぎり、なつかしの学校給食、ライスカレー、牛乳、シュークリーム、焼き鳥(やきとり)、アイスキャンデー

支援

劇用車協力:
アウトマイスター、大生自動車株式会社、全日本ダットサン会、サファリモータース、日本自動車博物館、東京えー・アイ・シー株式会社、エルエーカンパニー、イトウ自動車、他。

取材協力・資料提供:
車両史編さん会、株式会社トンボ、港区立芝小学校、東京タワー、日本空港ビルディング株式会社、毎日新聞、朝日新聞者、産経新聞社、有限会社大東徽章製作所、株式会社竹中工務店、立川ポニー部員のみなさん、中央公論新社、他。

ロケ地協力:
名橋「日本橋」保存会、株式会社三越、清水建設株式会社、九段会館、特定非営利法人たいとう歴史都市研究会、岡山県井原市、セボン株式会社、孫の湯、武庫川女子大学甲子園会館、川崎重工業株式会社、交通科学博物館、株式会社北河製作所、大河原リース、(財)久世エスパス振興財団、八幡有楽劇場、(株)不動産のデパートひろた、松隈工務店、長浜産業株式会社、東京港防災事務所、宇部市渡辺翁記念会館、小高埋立土地改良区、株式会社ボストン、株式会社竹中工務店

撮影協力:
東京ロケーションボツクス・東京都、東京都中央区区民部商工観光課、台東区フィルムコミッション、いたこフィルムコミッション、いばらきフィルムコミッション、茨城県行方市建設部都市計画課、茨城県行方市総務部企画課、群馬県館林市経済部観光課、フィルムサポート島田、JR西日本ロケーションサービス、神戸フィルムオフィス、岡山県真庭市観光振興課、岡山県フィルムコミッション連絡協議会、宇部市経済部商業観光課、宇部市教育委員会、(社)宇部観光コンベンション協会、山口県フィルム・コミッション、北九州フィルム・コミッション、ITAKOステーションHOTEL、ビジネスホテルアネックス、潮来ホテル、ホテルグレイス倉敷、ホテル330グランデ倉敷、国際ホテル宇部、サンスカイホテル

エキストラ参加:
東京・九段会館撮影参加者:317名、茨城県・潮来撮影参加者:55名、兵庫県・甲子園会館撮影参加者26名、茨城県・行方撮影参加者:11名、静岡県島田撮影参加者:34名、兵庫県川崎重工撮影参加者:6名、岡山県・真庭撮影参加者:7名、福岡県・北九州撮影参加者:132名、山口県・宇部撮影参加者360名、以上948名のみなさん

ボランティア:
山口県美容組合宇部市部、巧みの会アゴス、山田クリーニング店、せとうちフィルムパートナーズ、他

特別協賛:ハウス食品、セブンイレブン・ジャパン、花王メリット

協賛:リコー、積水化学、川崎重工業

協力:日本航空、読売新聞販売店のみなさん

キャスト

吉岡秀隆、堤真一、小雪、堀北真希、もたいまさこ、三浦友和、薬師丸ひろ子、須賀健太、小清水一揮、マギー、温水洋一、神戸浩、飯田基祐、ピエール瀧、小木茂光、小日向文世、吹石一恵、福士誠治、貫地谷しほり、藤本静、浅利陽介、小池彩夢、平田満、浅野和之、渡辺いっけい、手塚理美、上川隆也

スタッフ

監督:山崎貴
脚本:山崎貴 古沢良太
エグゼクティブプロデューサー:阿部秀司、奥田誠治
プロデューサー:安藤親広、山際新平、高橋望、倉田貴也
原作:西岸良平
音楽:佐藤直紀
主題歌:「花の名」BUMP OF CHICKEN(トイズファクトリー)
音響効果:柴崎憲治
撮影:柴崎幸三
照明:水野研一
美術:上條安里
装飾:龍田哲児
VFX:山崎貴
VFXディレクター:渋谷紀世子
録音:鶴巻仁
編集:宮島竜治

作品データ

ゆかりの地図

旧遷喬尋常小学校
旧遷喬尋常小学校

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