HOKUSAI

京都府京都市、京丹後市、滋賀県東近江市、甲良町、近江八幡市

作品概要

©2020 HOKUSAI MOVIE

九十年の生涯で描いた作品三万点以上。
孤高の絵師の生き様が、今初めて描かれる。

時は江戸。幕府によって表現者たちが自由を奪われていた時代に、自分の道を貫き、ひたすら画を描き続けた一人の絵師がいた。誰もが知る“あの波”を生み出した天才絵師、葛飾北斎である。

ゴッホ、モネなど名だたる印象派アーティストたちを刺激し、今なお工芸、彫刻、音楽、建築、ファッション、デザインなどあらゆるジャンルで世界に影響を与え続ける北斎。しかし、若き日の北斎に関する資料はほとんど残されておらず、その人生は謎が多い。

 

本作は、歴史的資料を徹底的に調べ、残された事実を繋ぎ合わせて生まれたオリジナル・ストーリー。今までほとんど語られる事のなかった青年時代の北斎をも描いている。画狂人生の挫折と栄光。幼き日から九十歳で命燃え尽きるまで、絵を描き続けた彼を突き動かしていたものとは?信念を貫き通したある絵師の人生が、170年の時を経て、今初めて描かれる。

2021年5月28日公開
上映館案内

 

ストーリー

腕はいいが、食うことすらままならない生活を送っていた北斎に、ある日、人気浮世絵版元(プロデューサー)蔦屋重三郎が目を付ける。

しかし絵を描くことの本質を捉えられていない北斎はなかなか重三郎から認められない。

さらには歌麿や写楽などライバル達にも完璧に打ちのめされ、先を越されてしまう。

“俺はなぜ絵を描いているんだ?何を描きたいんだ?”もがき苦しみ、生死の境まで行き着き、大自然の中で気づいた本当の自分らしさ。北斎は重三郎の後押しによって、遂に唯一無二の独創性を手にするのであった。

ある日、北斎は戯作者・柳亭種彦に運命的な出会いを果たす。武士でありながらご禁制の戯作を生み出し続ける種彦に共鳴し、二人は良きパートナーとなっていく。70歳を迎えたある日、北斎は脳卒中で倒れ、命は助かったものの肝心の右手に痺れが残る。それでも、北斎は立ち止まらず、旅に出て冨嶽三十六景を描き上げるのだった。

そんな北斎の元に、種彦が幕府に処分されたという訃報が入る。信念を貫き散った友のため、怒りに打ち震える北斎だったが、「こんな日だから、絵を描く」と筆をとり、その後も生涯、ひたすら絵を描き続ける。描き続けた人生の先に、北斎が見つけた本当に大切なものとは…?

予告編

予告編配信の使用許諾権:地ムービー

地域ばなし・プロダクションノート

京都府京都市の各所(大本山 妙心寺、妙心寺 東海庵、妙心寺 雑華院、民宿わらびの里、旧嵯峨御所 大本山大覚寺、南禅寺、嵯峨釈迦堂 清涼寺)でロケ撮影が行われました。

京丹後フィルムコミッションの支援・協力のもと、京都府京丹後市の各地(久美浜町葛野区、久美浜町箱石区、琴引浜掛津海水浴場 掛津区)でロケーション撮影されています。

滋賀ロケーションオフィスの支援・協力のもと、滋賀県の各所(東近江市「釈迦山 百済寺」、甲良町「池寺区」、近江八幡市「石の寺 教林坊」)でロケ撮影が行われています。

松竹京都撮影所に、吉原の遊郭・美乃屋のセットが造られ、撮影が行われました。

東映京都撮影所の東映太秦映画村でも撮影が行われています。

ロケ地

京都府
京都市:大本山 妙心寺、妙心寺 東海庵、妙心寺 雑華院、民宿わらびの里、旧嵯峨御所 大本山大覚寺、南禅寺、嵯峨釈迦堂 清涼寺、東映太秦映画村

京丹後市:京丹後市久美浜町葛野区、京丹後市久美浜町箱石区、琴引浜掛津海水浴場 掛津区、

滋賀県
東近江市:釈迦山 百済寺
甲良町:池寺区
近江八幡市:石の寺 教林坊

スタジオ
京都府京都市:東映京都撮影所、松竹京都撮影所

映画にちなんだもの

浮世絵、町人文化、版元、絵師、武家、戯作者、弾圧、版画、耕書堂、吉原、北斎ブルー(ベロ藍)(プルシアンブルー)、富嶽三十六景、世界地図、蚊帳、挿絵、旅、大木、ツチガエル(イボガエル)

葛飾北斎、喜多川歌麿、東洲斎写楽、蔦屋重三郎、柳亭種彦、高井鴻山

映級グルメ

映画に出てくるグルメ:
尾頭付きの鯛、日本酒、スイカ(西瓜)、小ネギ(万能ネギ)、おにぎり、お茶(日本茶)、煮物

支援

北斎資料提供:
講談社、公益社団法人川崎・砂子の里資料館、一般財団法人北斎館、小布施町、秦野市、島根県立美術館、摘水軒記念文化振興財団、すみだ北斎美術館、他。

版画協力:アダチ版画研究所、他。

協力:
(株)松竹撮影所、東映(株)京都撮影所

撮影協力:
妙心寺 東海庵、妙心寺 雑華院、大本山 妙心寺、民宿わらびの里、東映太秦映画村、京丹後市久美浜町葛野区、京丹後市久美浜町箱石区、琴引浜掛津海水浴場 掛津区観光部、旧嵯峨御所 大本山大覚寺、南禅寺、釈迦山 百済寺、嵯峨釈迦堂 清涼寺、甲良町池寺区、石の寺 教林坊、京丹後フィルムコミッション、滋賀ロケーションオフィス、おむすび専門店 おむころ、トップインダストリー、ANAクラウンプラザホテル京都、京都堀川イン

キャスト

柳楽優弥、田中泯、玉木宏、瀧本美織、津田寛治、青木崇高、辻󠄀本祐樹、浦上晟周、芋生悠、河原れん、城桧吏、永山瑛太、阿部寛

スタッフ

監督:橋本一
脚本:河原れん
企画:河原れん
エグゼクティブプロデューサー:細野義朗
プロデューサー:中山賢一
共同プロデューサー:吉原大佑
キャスティング:川村恵
アソシエイトプロデューサー:勅使川原千春 大西結衣
ポストプロダクションプロデューサー:篠田学
ラインプロデューサー:武石宏登
音楽プロデューサー:安井輝
音楽:安川午朗
音響効果:柴崎憲治
撮影監督:ニホンマツアキヒコ
撮影:角田真一
照明:佐藤宗史
キーグリップ:ヒロカクハリ
録音:久連石由文
美術:相馬直樹
装飾:鈴村高正
衣装:宮本まさ江
メイク:宮内三千代
かつら:濱中尋吉、高嵜光代
VFXスーパーバイザー:進威志
スクリプター:松澤一美
助監督:西山太郎
制作担当:田中智明
北斎スーパーバイザー:久保田一洋
浮世絵指導:向井大祐、松原亜実
編集:掛須秀一

作品データ

 

ゆかりの地図

大本山 妙心寺
大本山 妙心寺

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