ディア・ドクター

茨城県常陸太田市

作品の概要

命の恩人か、ただの嘘つきか。

若き本格派・西川美和監督による極上の人間ドラマ。

「日本で一番顔を知られている男」こと笑福亭鶴瓶、一世一代のはまり役を熱演。

物事の二面性を鋭く捉え、「白と黒には決して塗り分けられない世界像」を生々しく浮かび上がらせる手腕が冴えわたっている。

僻地の医師不足というリアルな社会問題をエンタテイメントとして成立させながら、そこに生きる人たちが孕む可笑しさ、愚かさ、愛おしさに深く寄り添った眼差しを貫き通す。

観終わった後、温かな気持ちで満たされる。

(C)2009「Dear Doctor」製作委員会
税抜価格¥3,800 税込価格¥3,990
発売・販売元:バンダイビジュアル

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ストーリー

山あいの小さな村。唯一の医師として人々から慕われていたひとりの医師が失踪した。 警察がやってきて捜査が始まるが、驚いたことに村人は、自分たちが唯一の医者として慕ってきたその男について、はっきりした素性を何一つ知らなかった。 やがて経歴はおろか出身地さえ曖昧なその医師、伊野の不可解な行動が浮かびあがってくる・・・。
遡ること二か月。 東京の医大を卒業した相馬は、研修医としてその村に赴任してきた。コンビニ一つなく、住民の半分は高齢者という過疎の地。そこで相馬は、伊野という腰の据わった勤務医と出会う。 日々の診察、薬の処方からボランティアの訪問健康診断まで。 村でただ一人の医者として、彼はすべてを一手に引き受けていた。 診療所に住み込み、急患が出れば真夜中でも飛んでくる伊野のことを、村人は「神さま仏さま」よりも頼りにしている。 僻地の厳しい現実に最初は戸惑っていた相馬も、村中から親しげに「先生」と呼びかけられる伊野の献身的な働きぶりに共感を覚えるようになっていく。
ある日、かづ子という一人暮らしの未亡人が倒れた。 彼女は、自分の体がもう大分良くないことに気づいている。 「先生、一緒に嘘、ついてくださいよ」。 やがて伊野がかづ子の嘘を引き受けたとき、伊野自身がひた隠しにしてきたある嘘も浮かび上がってくる。 ずっと言うことができずにいた一つの嘘が・・・。

地ムービーなわけ(地域との関わり)

茨城県常陸太田市の皆さんの全面協力のもとに制作されました。

地域でおこったエピソード

西川美和監督が描いていたたロケ地イメージ「緑の棚田に囲まれた山村」で、スタッフたちは、2008年2月から3月にかけて茨城・長野・山梨・群馬・栃木・千葉でロケハンをしています。
ロケ地の茨城に決めたのには、「言葉のイントネーション」の感じもあったようです。
2008年年7月下旬にクランクインし、約一ヶ月半のロケ撮影となりました。

撮影の休憩中にはサインを求める人が引きも切らず、ロケ期間中は地元の文具店やスーパーでは色紙が売り切れてしまったほどです。

茨城県常陸太田市にてエキストラのみなさんをお招きし「ディアドクター」の完成披露試写会を行いました。

映画のストーリー上の舞台

日本の緑の棚田に囲まれた山村「神和田村」

ロケ地紹介

茨城県の各所。

常陸太田市:
西河内市民ふれあいセンター(神和田村診療所は「西河内市民ふれあいセンター」を改装)
上大門二公民館(研修医(相馬)の医師住宅)
市役所里美支所、十国峠、集会所、民家。

水戸市:水戸駅

日立市:病院

那珂市:上菅谷駅

大子町:棚田

映画にでてくる料理・地場産品

ペンライト(鳥飼かず子(八千草薫)が倒れたところに駆けつけた伊野(笑福亭鶴甁)は、いつもつかっているペンライトをそっと戸棚の下に潜らせる。その晩、ペンライトを探すふりをして、伊野はもう一度鳥飼家を訪ねる。)

カブリオレ(東京の医大を出たばかりの相馬(瑛太)が研修地に神和田村に向かって走らせていた車は、真っ赤なカブリオレ 。)

この映画を支援した企業・団体・個人

茨城県常陸太田市の皆さま他

キャスト・スタッフの思い出のお店・料理・商品など

手打ち蕎麦、地元産(常陸太田市)のお米で作ったおにぎりなど。

キャスト

笑福亭鶴瓶、瑛太、余貴美子、井川遥、香川照之、八千草薫、松重豊、岩松了、笹野高史、中村勘三郎、茨城県常陸太田市のエキストラ(延べ約800人)の皆さんほか。

スタッフ

作品データ

この作品にゆかりのあるところ

茨城県常陸太田市 西河内市民ふれあいセンター
茨城県常陸太田市
茨城県常陸太田市西河内上町1435
那珂市・上菅谷駅 水戸市・水戸駅
上菅谷駅(茨城)
水戸駅(茨城)
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