世界を映画で旅する上映会「TUFS Cinema」開催(東京外国語大学)

パプアニューギニア、ブラジル、イラン、ヨルダン、マレーシア、ケニア、日本、内モンゴル自治区(中国)、ボリビア、アメリカ、ナイジェリア、パキスタン

写真:上映後の解説の様子(写真提供:東京外国語大学)

東京外国語大学は、世界各地の映画を通じて多様な言語・文化・社会への理解を深める上映会「TUFS Cinema」を毎年実施しています。この度、2026年度年間上映スケジュール(全12回)が発表されました。

世界諸地域の文化・社会の理解を深める無料上映会で。解説・トーク付きのイベントです。

「TUFS Cinema」は、単なる映画鑑賞の場にとどまりません。多言語・多文化研究の拠点である大学ならではの視点により、映像の裏側に潜む歴史的背景や社会構造を読み解き、観客の皆さまを「世界の深層」へと誘う文化的な旅を提供しています。

2026年度のプログラムは、ブラジル、イラン、ヨルダン、ケニア、ボリビア、ナイジェリアなど、日本国内では紹介される機会が限られた地域の作品を数多く含んでいます。これらの作品群は、現代世界が直面する切実なテーマを鮮やかに描き出しています。
例えば、太平洋の島々での伝統的な狩猟や儀礼を通じ、命の循環と共同体の再生を問う『青い海・赤い血』、リオの貧民街からファッションで差別に抗い、若者たちのアイデンティティを肯定する『ファヴェーラはファッション』、ボリビアの軍事クーデター下で先住民への暴力と再生を追う『地下の民』。さらに、マニラ湾の環境変化や日本の孤独死という「沈黙」に向き合うフィリピンの作品や、水神の伝説を軸に伝統と変革の相克を描くナイジェリアの『マミワタ』など。これら多層的な映画は、他者への想像力を研ぎ澄ませ、現代を読み解く視点を私たちに与えてくれます。

「TUFS Cinema 」開催概要

〇開催会場: 東京外国語大学(府中キャンパス)「アゴラ・グローバル プロメテウス・ホール」
住所:東京都府中市朝日町3-11-1 西武多摩川線「多磨」駅 徒歩5分

〇入場料: 無料(原則としてどなたでもご入場いただけます。事前予約制。

〇予約方法: 各回、開催日の数週間前より「東京外国語大学 TUFS Cinemaウェブサイト」にて受付を開始。

「東京外国語大学 TUFS Cinemaウェブサイト」:https://www.tufs.ac.jp/tufscinema/ 
(各作品の詳細・上映開始時間・予約フォーム(順次公開))

「TUFS Cinema 」特徴と魅力

「TUFS Cinema」は、世界各国の映画を通じて現代社会が直面する課題や、各地域に息づく固有の文化を学ぶ、本学の使命に基づいた社会貢献事業です。2026年度は、2026年6月から2027年1月にかけて、全12回の開催が予定されています。劇場公開される機会の少ない希少な作品を含め、大学という「知の広場」だからこそ実現できる、多層的な視点を持った上映ラインナップで構成されています。映画を通じて、遠く離れた地の人々の営みや価値観に触れ、共感と対話を育む機会となります。

☆専門家による学術的ガイダンス:
その言語や地域情勢、歴史的背景を知り尽くした教員や専門家が、上映前後に解説を行います。専門家の眼差しを通すことで、作品の理解はより豊かで深いものとなります。

☆「生きた声」を聴く体験
アジア、中東、南米、アフリカ、北米、太平洋地域など、2026年度も世界全域をカバー。現地語の響きや微細なニュアンスを尊重し、各文化の姿を伝えます。

☆映像文化への敬意と継承
商業的な枠組みでは零れ落ちてしまうような、切実なメッセージを放つ作品を厳選。多様な映像表現を愛でる文化を育みます。

「TUFS Cinema 」 2026年度上映ラインナップ

開催日:映画の(主な)舞台&ロケ地/作品タイトル(製作国)

2026/6/13(土):映画の舞台&ロケ地:パプアニューギニア/『青い海・赤い血:オセアニアの生存戦略』(日本)

2026/6/24(水):映画の舞台&ロケ地:ブラジル/『ファヴェーラはファッション』(原題:Favela e Moda)(ブラジル)

2026/7/4(土):映画の舞台&ロケ地:イラン/『捨てられたものたちの詩人』(イラン)

2026/7/10(金):映画の舞台&ロケ地:ヨルダン/ 『Inshallah a Boy』(アラビア語原題:ان شاء الله ولد)(ヨルダン、フランスほか)

2026/7/18(土):映画の舞台&ロケ地地:マレーシア/ 『Ninavau-光』(マレーシア)

2026/7/19(日):映画の舞台&ロケ地:ケニア/ 『アマニを探して ~少年が見た大地の真実~』(原題:Searching for Amani)(アメリカ、ケニア)
2026/7/19(日):映画の舞台&ロケ地:日本/ 『主食、崩壊危機。』(日本)

2026/9/12(土):映画の舞台&ロケ地:中国 内モンゴル自治区/『草原に抱かれて(原題:臍帯)』(中国)

2026/10/2(金):映画の舞台&ロケ地:ボリビア/ 『地下の民』(ボリビア)

2026/11/28(土):映画の舞台&ロケ地:フィリピン/『Raised in Water』『Encounters with Silence』(フィリピン)

2026/12/5(土):映画の舞台&ロケ地:アメリカ/ 『The Orange Story(オレンジ・ストーリー)』『Resettlement: Chicago Story(再定住:シカゴ物語)』『Enough: Reckoning with Redress』(アメリカ合衆国の日系人社会の経験を題材にした3つの短編映画)(アメリカ)

2026/12/9(水)映画の舞台&ロケ地:ナイジェリア/ 『マミワタ』(ナイジェリア、英国、フランス)(開催日は2027/1/20(水)となる可能性があります)

2027/1/31(日):映画の舞台&ロケ地:パキスタン/作品は未定(準備中)

ゆかりの地図

東京外国語大学(府中キャンパス)

地図:地理院地図(国土地理院)を加工して地ムービー作成

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